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映画 夏時間の庭

夏時間の庭
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2008年 オルセー美術館20周年記念作品

上映期間中は見逃し1月の芸術館シネマの上映を見逃し;;
ちょっとのんびりの日にDVDを借りてようやく見ることができた映画です。

イルドフランスの小さな町ヴァルモンドワ 美しい緑の広がるパリ郊外の邸宅に
お叔父の膨大な美術コレクションを守りながら一人住む母のもとに
誕生日のお祝いで集まる子供たち。
それぞれの場所で忙しい現実を生きている彼ら。
子供のころの思い出がたくさん詰まる家や庭、価値ある美術品、名のある調度品も
母親が守っている間は何気ない生活の中に溶け込む日常の風景です。

夏の庭、家のインテリア、キッチン・・古い家にぴったりと似合って
とても素敵です。
夏ののどかな庭で語り合う家族、お茶の時間。
時の流れが緩やかに進む場所・・。
誰もが続いてほしいと思う時間です。

日本の田畑が広がる庭・・・。高原の家。
私たちと同じような思い出の場所、いつかのあの時間なのですねえ。
映画 夏時間の庭_f0137694_2221474.jpg


ストーリーはこの後急逝した母の残した莫大な美術品と家を
母の意思も含め相続処理をしながら生きる現実と心の思いのギャップに
揺れ動きながら決断していく子供たちの姿が描かれます。

オルセー美術館から借り入れたコローやルドンの絵画、ブラックモンの花器、
アール・ヌーヴォーの家具  どれも素晴らしいです。

映画では母が守ったその美術品があの家からオルセーへ寄贈される
ことになります。
美術品として展示されたそれらはもうあの家で皆の時間を
見つめていた輝きはありません。
この場面切なく涙が出ました。

長男が小さいころから家で働いてくれた使用人のおばさんに
どれでも好きなものを持っていっていいよと言います。
私の好きな場面ですがおばさんはいつも庭の花を摘んで飾る花器を
選びました。

タクシー運転手をしている甥におばさんは言います。
あまりいいものは悪いからいつもの花瓶にしたのよと。
甥も言います。
そうだね、それがいいよ・・。

その花瓶はブラックモンの花器でした。

このおばさんにひとつの真実があるような気がしました。
その人にとって好きなものは世間的な評価は関係なく最高のものなのです。

俳優さんがとてもいい演技です。ジュリエット・ビノシュ、
シャルル・ベルリング 、 ジェレミー・レニエ

優しい気持ちになれる作品です。

ものはいつか消えますが思い出は継承されるものだと思います。
祖母、母、子供、孫・・あのときね。
あの夏の庭でね・・・・。

好きな映画になりました。
オルセーも昨年のときは行かなかったので次回はまた行ってみたくなりました。


夢からさめた現実です♪
映画 夏時間の庭_f0137694_23322810.jpg

Commented by kimanba at 2010-01-22 00:01
胸が締め付けられるような気持ちになりました。
こんな話が聴けるから・・この場所は魅力的です。
父が転勤が多かったのですが そのお蔭で一番大きかった事が
子供心に 「常ならず」 の精神を知った(漠然とですが)という事です。
今は・・バタバタ慌しい毎日ですが
でもこんな日々でも・・
ず~っと先に『この状況を懐かしく想い出すかもしれないなぁ』
と思っているもう1人の自分がいます。

akicosmosさんの丁寧に暮らしを楽しむ日々とこんなお話のブログ・・
リンクをいただいてもよろしいでしょうか?
Commented by ank-nefertiti at 2010-01-22 00:20
ああ、この映画、私も見たい・・・とずっと思っている映画です。
こすもすさんお薦めなのですね。。。
旅行から帰ってきたら、DVD借りて観ますね!

2月13日封きりの「カラバッジョ」もよさそうなんですよね。
ただ、上映館がテアトル銀座だけ。。。
仕事の帰りに寄ってみようかな、と思っています。

なんのかんの言って、私はやはりヨーロッパの映画が好きなんですよね・・・

うふ、最後の写真、虎屋の一口羊羹、それもおもかげ!
美味しそう~^^

明日からちょっと留守にしますが、携帯は繋がります~
写メ送るかもしれません~^^
Commented by akicosmosA at 2010-01-22 00:21
kimanbaさんこんばんわ*
コメントありがとうございます。
私もまだPCの前でした。

そこにいるときは当たり前でその場所や愛着のものから
離れたときにふいに湧き上がる懐かしさ、それが思い出として
残るからまた始まる日々を大切に思えるのかもしれませんね。
アハハ、私もバタバタ、ガサガサですよ。
でもどんな毎日も元気に過ごせればよしですよねえ。
リンクありがとうございます。
私こそよろしくお願いいたします。
Commented by akicosmosA at 2010-01-22 00:28
杏さん*ヒャーコメントありがとうございます。
明日からウイーンじゃないですか♪
でもうれしいです。
この映画なんとなく癒されます。
帰国されてゆっくりな日にご覧になってみてください。
「カラバッジョ」私も見てみたい映画です。
観たい映画がどんどん上映されますが
案外いけなくて・・・。
でも映画は異空間・・。映画っていいですね。
杏さん*お気をつけてね。行ってらしゃい。
お会いになる方々といい時間をお過ごしになってね。
行く前に来てくださってうれしかったです。
Commented by 40ansparis at 2010-01-22 06:22
こすもすさん、こんな映画いつ上映したのかしら?とフランスで観なかった私は後悔してます!とにかく普段の暮らしみたいな映画が、常にわんさかあるので、フランスって、本当はすごく良い映画でも見逃しそうになります。いつか私も機会があったら観よう!と思っています。いいお話をありがとうございました。
Commented at 2010-01-22 09:07
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by who54211 at 2010-01-22 09:24
こういう心あったまる映画、癒されますよね~。価値観は人それぞれ、目利きがあったらあったで楽しいでしょうけど、自分にとって大切なものはやっぱりどんなに安物でも大切なんですよね。
今日、やっと録画してたゴールデングローブの授賞式の様子を見ました。
去年のような大作らしい大作をあまり見受けなかった、というのが正直な感想です。CHICAGOがアカデミー賞作品賞を受賞したときに、スマステでおすぎさんが「不況の年にはこういう作品が受賞する傾向にある」っておっしゃってたんですが、よりによってAVATARって・・・。見てないんですけど、CG駆使したアクションものが受賞する時代になったのか・・・と残念でした。でも近いうちに見に行こうと思います。もちろんこすもすさん同様3Dでw。
来週はグラミーそしてすぐにアカデミー賞の発表ですけど、やっぱりマイナーな映画も気になりますよねw。
Commented by at 2010-01-22 10:40
こんにちは^^

私もこの映画、見逃してしまい残念に思っていた一人です^^
DVDになっているんですね~~
テーブル周りのことが好きな結さんなら絶対好きな映画だよと
友人に誘われていたのですが都合がつかず行けずじまいでした。
時間のある時に絶対借りて観ま~す♪

Commented by akicosmosA at 2010-01-22 17:56
ラパンさん*日本の公開は昨年の5月ごろからで
こういう上質の映画を上映する恵比寿ガーデンシネマとか
東京が多く私も見逃しました。そのごリピーターと口コミで
人気が広がり長い期間上映されたようです。
パリではどうだったのでしょうね。オルセー美術館開館記念映画ということでしたが本当に普段の暮らし、それぞれの日常が普通に描かれ
良い映画でした。
私もこういう作品好きなんです。
こちらも気づかずにいたあの*PARIS*教えていただいて
観ることだでき感謝しています。
また映画情報楽しみにしています。
Commented by akicosmosA at 2010-01-22 18:03
2010-01-22 09:07 の鍵コメ様
こちらこそどうぞよろしくお願いいたします。
先日は残念でしたがまたお会いできる日を楽しみにしています。
この映画・・観終わったあといい余韻が残りますよ。
家族の絆はそれぞれがどこにいようと共有した思い出は
ひとりひとりの心に思い出として残りそれがまた生きていく笑顔に
つながるものと私はそう理解しいい余韻が残りました。
ぜひご覧になってみてください♪
Commented by akicosmosA at 2010-01-22 18:12
whoちゃん*いい余韻の残る映画でした。
もう賞レースが始まる季節なんですね。
去年のアカデミー賞授賞式の中継はとてもよく
私素直に感激したんですよ(笑)
アバター*こういう分野は夫が好きなんです。
でもさすがに3D作品よくできていました。
内容もそうでしょうねえと思えるものですが
エンターティメントの世界を楽しむには良質ではないかしら。
娘はわざわざどうせ見るならとIMAXシアターに行きましたよ。
長女この手の映画も好きみたい。
私自身は結構重いといわれる作品も好きですし
単館上映のものなどもいいですよね。
でも考えると青春ものから人生讃歌ものから
映画はなんでも観てしまいますね。ホラーだけは苦手です。
昨年はアカデミー おくりびとがにぎわいましたが
もい一年なのですね。今年はどんな作品でしょうか。
フランス映画も応援してるのですが作品ノミネートは
ないかしら?

Commented by akicosmosA at 2010-01-22 18:20
結さん*私も結さんお好きだと思います。
フランスの田舎に建つ古い家・・美術品の家具、キッチンの小物
映画の背景に映るものたちにも心ひかれます。
まさに洋書に出てくるフランスの家や庭、インテリアです。
映画の設定でオルセーからの本物の美術品が
家のあちこちに飾られているのですから見事です。
でも暮らしの中でもただただ思い出を刻むに過ぎないものに
なっているのがいいのですねえ。
ご覧になってね。
こういう映画は私一人で観るのですが感想が言いたくて
長女を呼び出して聴いてもらいました(爆)
Commented by mayumi-roma at 2010-01-22 18:35
こんな素敵な映画があったのですね♪
こすもすさんの雰囲気にあった映画ですね・・
最近はアメリカの大作ばかりが大きく取り上げられる傾向がありますが(イタリアもそうです)、ヨーロッパの映画は、美しい情景と人の内面を揺さぶるような内容のものが多いと思います。

オルセー美術館、いいですよ~
印象派の絵画コレクションは圧巻です♪
アールヌーヴォーの家具は、お部屋ごと、まるでショールームのように2階に展示されていて、これまた写真を撮りまくりでした・・
でも、その写真、SDカードの異常で全部ダメになったんですが・・

こすもすさんの現実(最後の写真)も相変わらず素敵♪
映画の一コマみたいです♪
Commented by chao_kiki_veggie at 2010-01-22 23:45
こすもすさん
これまた素敵な内容の映画ですね。私はANA機内で沢山映画をみましたが、紹介したくなるようなうっとりする作品は0でした。
唯一、kazukoさんも見たと言う机の中のラブレターのほうが心にしみました。機内一月のおすすめはサロゲートでした。
ブルース・ウィリス主演のSFサスペンス
自宅にいながら操作できる人間そっくりの代理ロボット、サロゲートにより営まれる未来社会。こんなのや、アトムなんかを見ました。
未来はこんなロボットの時代になるのかしら?寂しい世の中になっちゃうな~なんて。↓の公演でぬくぬくや音楽会に行く人生の方が何倍も良いですよね。↓の↓新年のご友人の方とのランチ。。素敵なお料理でした。色々作られるので羨ましいです。お写真もいつもお上品だし♡
私まだ写真の工夫がわからないです。。。そのうち~

Commented by akicosmosA at 2010-01-23 00:21
mayumiさんヨーロッパの映画良品が多いと思います。
昔のイタリア映画も素晴らしいものがありましたね。
ひまわり*なんてまさに今見ても切なく泣けます。
音楽も素敵で日本では映画音楽ベストテンのだいたい上位です。
イタリアのチャップリンと言われた俳優さんのライフイズビューテイフルも
いい映画でした。
フランス映画もよく頑張っていますね。
好きな作品が多いです。オルセーは美術館そのものが好きです。
5年前に観たきりで次回はまた行きたいです。
アハ;;mayumiさん・・穴掘って入りました。
恥ずかしいです。でもほめられるのってうれしいですね。
ありがとうございます。
Commented by akicosmosA at 2010-01-23 00:28
エリカさん*エリカさんも映画お好きなんですよね。
お帰りの飛行機でなんと6本も観たんですよね。
サロゲート・・日本でも公開中?夫がすきそうです。
そうですか。こんな未来は便利でもやっぱり今のほうがいいですね
まあその頃は私はいないかな(笑)
机の中のラブレター*題名にクラクラです*観たいです。

私いつも手抜きなんですよ。でもまた日本にお帰りのときは
我が家へも来てね。こんなお料理でもよければどんどん作ります。
もちろんマーさんベビーちゃん(微笑み)エリカママちゃまもね。
場所はもうよくご存じよね♪
Commented by yukinko0908 at 2010-01-23 08:57
最近、ゆっくり映画を観る時間がなくて。。。こすもすさんの解説を聞いて観た気になりました~♪
とても解説お上手ですね♪
そして内容もとても素敵な映画なのですね。
使用人のおばさんに真実。。。私も読んでてそこにピンときました(笑)
物よりも思い出の方が大事ですよね♪
物はいつも思い出のわき役なのでしょうね。
物より大事な家族の思い出がたくさんできるといいな~と思います。

夢から覚めたら美味しそうなカステラが。。。(笑)
カステラってほっとしますよね♡


Commented by daisy at 2010-01-23 21:20
こすもすさん、こんばんは♪
土日いかがお過ごしですか~?
【夏時間の庭】..とってもステキな映画ですね。
芸術館でも上映会があったのですね、残念~見逃しました。
こすもすさんの記事がすばらしくて、
ものはいつか消えますが思い出は継承されるもの..に共感です。
お互いに娘達を育てた日々も、
今の別の場所で過ごす娘達との時間も、
ひとつひとつが思い出になっているのだな~って改めて思いました。

私もカステラが好きです。
実家の父はアップルパイが好きでした、母はカステラ派です♪
Commented by tsberry_berry at 2010-01-23 21:48
この映画、私も気になっていましたが
新型インフルが怖くて閉鎖空間の映画館へ行けませんでした。
DVDなら安心して見られますね。

扉の写真、好きです。
Commented by good-kai at 2010-01-24 00:57
こんばんは~
こすもすさん、ステキな映画のご紹介ですね。
上映を見逃した時はDVDを利用すればいいんですよね・・・・
劇場にはおよばなくても見逃しているよりずっといいですものね。
美術品で目が喜び、内容で心が潤いそうないい作品、是非見ようと
思います。
Commented by こすもす at 2010-01-24 19:20
yukinkoさん*お返事が遅くなってごめんなさいね。
この映画設定も高価な美術品も普通のお宅にはありませんが(笑)
遺産の問題、継続できない子供たちの生活環境、で思い出の家も
物も手放さなくてはいけなくなった時残るのは心にある
思い出なんですよね。
本当にものより想い出ですね。
私の年になると物も思い出もと欲張りになりますが(大汗;;・・爆)
この映画お薦めです。キッチン、家具見てるだけでも素敵です。

カステラ美味しいですよね。でも今は老舗以外にも
美味しいカステラあるのですね。

Commented by こすもす at 2010-01-24 19:29
daisyさん*この映画を見ていると思い出の大切さが伝わりますし
家の中にあるものはそこにあってこそ家族の中で普通に
暮らしの思い出になっていたのだと気づかされます。
オルセーに飾られている本物の美術品が映画に提供され
そこんとこすごいですね。
そしてオルセーの本物の修復師さんのすごいこと!そういう場面も
楽しいですね。機会があればご覧になってね。
もう家にいない私たちの娘たち・・でも離れていても
その時その時の家族の思い出はずっと刻まれているのだと
私も感じています。
私もカステラ、アップルパイも大好きです。
母はカステラだったかしら。
いつか娘たちが私たちの親はこれが好きだったわねなんて
こうして思い出してくれるかな♪
Commented by こすもす at 2010-01-24 19:34
tossyさん*来てくださってありがとうございます。
DVDいいですよ。映画の宣伝の画像の扉のこの写真
本当にいいですよね。私も惹かれました。
夏の家の庭・・・これを観るのも楽しいです。
フランスの田舎の夏時間・・インテリア雑誌のように
心ひかれる場面が多いです。
Commented by こすもす at 2010-01-24 19:39
good-kaiさん*見逃した映画は家でDVDいいですよ。
カイト君と午後のゆるゆる時間にお茶を飲みながら
観るのにぴったりの素敵な映画です。
私、アマゾンに頼もうかなと♪持っていたい映画です。
オルセーから提供の本物の美術品夏の家の中で
いい役割をしています。
フフフままさんが言うように目で喜び心が潤う映画です♪
by akicosmosA | 2010-01-21 23:32 | 観る映画、舞台 | Comments(24)

ゆっくりのんびり~* お茶いかが?      


by こすもす
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